田原市(伊良湖)観光地としての可能性

1.

交通の便の悪さ、、、遠い!

 

もし伊良湖まで行こうと思うなら、公共交通機関はバスしかない。

(新幹線の最寄り豊橋駅伊良湖岬45km、電車の最寄り三河田原駅伊良湖岬28km)

バスが通っているだけまだいいと思うかもしれないが、とにかく、、、遠い!!!

 

愛知県は車社会なので、必然的に交通手段が車になる。

それで問題ない人が多い。

 

このあたりに住んでいる人は当たり前すぎて気付いていないだろう、

この交通の便の悪さが、最大の欠点であるように思う。

(観光列車なんかがあるわけじゃないしね、、、)

とにかく自力で来ないといけない。

ただ、長所にもなりうる。

 

これは地形の特性上仕方のないことのため、どうしたら良いかを考えていくしかないように思う。

以下考え出されることを述べていく。

 

 

2.

誰に来てもらうのか(メインターゲットは誰か)

 

渥美半島には良いところはがいっぱいある。(それは大前提として)

菜の花もメロンも大あさりも海もあるのに、なぜ大勢の人に観光しに来てもらえないのか、

と思うかもしれないが、

どんな人に観光に来てもらうのか、考えたことはあるだろうか?

 

とにかく上記の通り、交通の便が悪い。

そのため大都市である東京から観光に来る人は滅多にいないと思われる。

 

豊橋に新幹線で来る前に、横浜や熱海、千葉など、魅力的な観光地がたくさんあるからだ。

ここですでに東京より北側地域の観光客の可能性が少なくなる。

また、コロナが明けたとしても外国人観光客の見込みもないと考える。

 

そして、おそらくわざわざバスに乗ってやって来る人も、多少いるだろうが、大人数ではないはずだ。

 

そうすると、必然的に車持ちの人に限られる。

 

車社会だと気付きづらいだろうが、

若者の車離れをご存じだろうか?

特に都市部に住んでいると、車を持つ必要性をまったく感じない。

(逆に、現在はコロナによって、密を避ける目的でレンタカーを借りる人が増えているようだが。)

 

つまり、

車を持っているのか、持っていないのか。

その人がどういう暮らしをしているかで、行動範囲が変わる。

 

北海道や沖縄など、お金も時間もかけて行きたいと思う観光地のように

他と差別化ができており、日本全国の人達(おそらく世界中の人達も)が観光客の対象になるようなところとは違い、PRすれば観光客が増えるほど、まだ観光地としては未熟であることを考慮する。

 

それを踏まえて、

どういう人に来てもらえるのか、話を戻すと、

東海三県近辺に住み、車を持っている人

これがほぼ絶対条件になる。(もちろん例外もある)

 

カップルでもいい、友達同士でもいい、

家族連れはどうだろうか、子供やお年寄りが一緒だとお手洗いの設備など

そういったものがちゃんとしているところが好まれる。

田舎なのでコンビニにトイレが必ずあるけれど、家族連れで伊良湖への遠出は、少し勇気のいることかもしれない。とにかく車で来て問題のない人。

 

ただ、ここで

交通の便が悪さが長所になりうる。

ツーリングする人だ。

高い建物もないので、太陽がさんさんと降り注ぎ、愛車を走らせるのは、

さぞ爽快と想像する。

 

(ここで一つ。道路の整備の必要を感じている。

保美あたりから伊良湖までの道路だが、雨の日は特に道路に水たまりができ、とても走りにくい。一車線しかないため、工事するとなると大変な大仕事と思うが、

もし綺麗な道路になったと想像すると、観光地としての可能性は増していくと考えられる。)

 

このようにしてターゲットが必然的に絞れることができた。

このような人達に向けてどのようなPR、企画、イベント、催しなどが

喜んでもらえるのか、考えていく必要があるように思う。

 

3.

メインターゲットが絞り出されたことで考えられること

 

すぐ名物や見どころを考えたくなってしまうが、

メインターゲットをもう少し掘り下げて考える必要があると思う。

 

まず、観光客を増やしたいと思うなら、新規客を狙うしかないと思うかもしれない。

でもこれはあぶない発想だと思えてならない。

 

まず、たとえ伊良湖に魅力的に感じてもらえたとしても、

前途した通り、車を持っていない人は、ターゲット候補から外れる。

 

どうしても、見込み客は、東海三県近辺に住む車持ちの人に限られてしまうのだ。

その人たちに向けて、新規開拓するのは大いに構わないと思う。

 

でも、新規開拓しきってしまったら?

 

伊良湖は、

人生で一回でいいから行ってみたい!というような観光地ではないはずだ。

まだそのように観光地として成長はしていない。

そこを考えると、近辺の人に、リピートしてもらうことが、かなり重要と考える。

 

全国の人にアピールするのは、

この近辺の人にリピートしてもらって、多少なり潤ってから考えだしても、

全然遅くないと考える。

まずは地固めだ。

それを意識しているか、していないかで、大きく変わると考える。

 

 

4.

伊良湖に来て何を感じてもらいたいのか

 

失恋をなぐさめてほしいから、人は音楽を聴くし、

エキサイティングな気分になりたいから、時に映画を見る。

 

人が行動を起こす前には、必ず求めている感情がある。

 

伊良湖に来てもらった人に、どんなことを感じてもらいたいと思っているんだろうか。

 

メロンもイチゴも菜の花も、

興味を持ってもらわないと、ただ素通りされてしまう。

 

もっと観光客の立場に立って、

考えられることを考えつくすのだ。

 

どんなエンターテインメントも、テレビもCMも

とにかく考えつくされて作られている。

 

ただ待っているだけでは、

現状維持、もしくは衰退の一途をたどるのみではないだろうか。

 

前途の通り、

リピート客を掴むことにも繋がるが、

伊良湖にくれば、楽しい・おいしいものがある・癒されるなど

良い感情をいだいてもらうことが肝心だ。

 

そうすれば、日常生活の中で、ふと

伊良湖を思い出してもらうことができ、

リピートに繋がる。

 

やれることはたくさんある。

アイディアなら、いくらでも書く。